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2001年宇宙の旅 [DVD]

原著 アーサー・C・クラーク
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ユーズド:¥ 790より »
販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
カテゴリ:DVD
JAN:4988135549365
Amazon.co.jp 売上ランキング:DVDで102124位
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エディターレビュー
   あまりにも有名なスタンリー・キューブリック監督の代表作であり、SF映画史上に燦然と輝く名作。400万年前の人類誕生以来、人類の進歩の過程で必ずその姿を現す黒石板モノリス。この謎の物体を解明するため、5人の科学者を乗せた宇宙船ディスカバリー号が木星に旅立つ。 神秘的で難解なストーリー、当時の技術の粋を集めた特撮の醍醐味、「ツァラトゥストラはかく語りき」などクラシック曲の効果的使用など、大いなる映画的革新と冒険に満ちた壮大な映像叙事詩である。本作は完全表現主義者であるキューブリックが到達した1つの頂点であると同時に、映画という芸術自体が到達しえた1つの頂点でもある。アカデミー賞特殊効果賞受賞。(山内拓哉)
レビュー
感想として(昔話) Date:2006-02-14
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僕がこの映画を見たのは高校生の頃、友人にビデオで見されられました。その時の友人は類人猿の道具、骨が宇宙船に進歩し、人類が月面でモノリスを発見出来る能力得た時にモノリスが作動した。その進歩がより進み 遠くの宇宙を訪れる能力を持ちえた時に聖なる力に導かれた・・という説を披露していました。(モノリスを一つの装置として扱っていたと記憶しています。)だからこの友人はHALが故障したのでなく(人間にはそう見えても・・)人を選択するために試練を与え、そこに残ったボーマンを聖なる世界に導き超人として生まれかえさせたのだ・・という説をとっていました。この説の正しさはともかく このような色々な見方が出来る事自体この作品はU・エーコ流「開かれた作品」なのかもしれません。是非、見て、新しい説を聞かして欲しいと思います。
映画の台詞 Date:2005-04-13
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 皆さんご存じの通り、最初の映画は無声でした。
 
 ですから、映画に音声が必要なわけではないのです。

「2001年宇宙の旅」は、そうした映画の特性を教えてくれる作品の一つだと思います。

 とにかく台詞の少なさは驚異的。そして、そのことが少しも不自然ではないということが、何よりも素晴らしいのでは。決して「前衛的」な映画ではないのです。

 ともすればストーリーの難解さ、のみが喧伝されがちですが、少なくとも木星に到着するまでは一級のエンターティメントです。ラスト近くはちょっと驚く人もいるかもしれませんが、ここは無心に映像を楽しみましょう。少なくとも退屈だったり苦痛を感じたりすることはありません。作り手の独りよがりなところは全くない、きちんと観客のことを考えた作りになっています。

 日本公開時は、初動の観客動員率は高く、それから激減。しばらくして持ち替えしたと聞きました。多分、楽しいSF映画を期待→予想とは違う映画という口コミが流れ敬遠ムード→本当の面白さが知られ、再び観客戻る というような状況だったのではないでしょうか。やはり、優れた作品の真価は必ず理解されると信じたいです。レンタルビデオのない時代では、世界各国で何度もリバイバル上映され、必ず収益を上げた「ロングセラー」映画です。先入観は捨てて、ぜひぜひ「楽しんで」ください。

世界のキタノも泣いた映画。 Date:2004-12-25
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哲学的な難解さで人を魅惑し‘映画史上最高傑作’とも称賛される一方、極端に削がれた台詞と、極端に緩慢な展開が、観客に不親切だと批難も受ける。だが、何かを暗示するような映像は、解釈の楽しみを生んだ。緩慢さは、現実に流れる時間のようにリアル。唯一無二の映像体験だ。

猿が空に投げた骨が宇宙船になる場面は有名だが、それに続く、宇宙船内に浮ぶペンは、細長い形状のアナロジーを保ちつつ、ヴィークルからメディアへの移行の暗喩となる(評論家・浜野保樹氏の指摘)。更にペンの背後にはテレビが見え、宇宙船を迎える宇宙ステーションは、フィルムのリールに似ている。この映画は、映画自身の自画像なのではないか。試しに以下、この解釈に沿って見ていきたい。

猿と人類の前に突如現れる謎の物体モノリスは、ジョン・マックラッケンJohn McCrackenのミニマル・アートにヒントを得たらしい。宇宙の未知の闇のような漆黒の直方体。その幾何学性は理性の象徴とも思える。
モノリスに触れた猿が、死骸の骨が獲物を狩る道具になることに気づく場面で、猿が想像の中で獲物を倒す映像が被さるのは、想像力の重要性を感じさせる。逆に、人類がモノリスに出遭った時にするのは、カメラでの撮影。想像力は機械に代理されている(人に親しみ易く設計されたHALは人間性を代理)。その点、船内でデッサンをするボーマン船長は重要な存在となる。

モノリスは、映画のスクリーンに形状が似ている。ボーマンがモノリスに突入する場面は、宇宙ステーションの長方形の入り口に入る場面と連動しているのだ(ヴィークルからメディアへ)。その先の未知の惑星は、猿のいた原始地球を、異なる色の眼差しで感覚したものなのではないか?
生と死を俯瞰する白い部屋で割れるグラスが象徴する、物質の限界。そして映画は自らの原点へ、「無垢、忘却、自ら回る車輪」(ニーチェ)である幼子の眼差しへと回帰する。

モダンの時代を感じさせる作品 Date:2004-12-23
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人間が地球外知的生命体との接触によって、彼らに導かれるままに新しい生命体の形態へと進化(超克)を遂げていく、というテーマでした。そしてそれは、キューブリック自身の言葉によれば、科学的に定義された神といったものを提出している、ということです。
 
 この映画を解説した本によれば、試写会で、長すぎて観客が飽きてしまったのを見た監督があわてて17分ほどのシーンをカットしたらしく、そのために「図らずも」難解になったくだりがあったそうです。その難解さゆえにこの映画が神格化されていった面はなくもないのでしょうか。
 

 同じような時期に宇宙や人間、神(宗教)を扱った小説にカート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』があります。僕はこっちのほうが好きです。この映画よりはやく出版されたにもかかわらず、この本では、科学の限界が明らかになり、もはや宇宙にロケットを打ち上げることが国の威信をあげることにも何にもならなくなった時代を描いています。その点でこの映画よりも現在の状況を正確にとらえているように思えます。それから、「進化」もいいけど本当に愛すべきは日々の生活、人との絆、人間そのものではないか?という問いかけはすごく共感できます。 
 この映画を見てなんかしっくりこなかった人は『タイタンの妖女』をちょっと読んでみたらいかがでしょう。『20世紀少年』などもあわせて読むと、今10代、20代の視聴者もこの映画が公開されたのがどんな時代だったかということが少しわかって別の見方ができるようになるかもしれません。
 
 とにかくこれを見る人の生きた時代によって見方が大きく変わる作品ではないかと思います。科学的ロマンを感じる人もいれば聖典の持つオーラに魅了される人もいれば、近代の思想が解体した現代において「まだこんなこと考えていたのか」と感じる人もいるでしょう。

傑作 Date:2004-12-18
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原作者、監督共に天才だと思います。
この映画が上映された当時、恐らく殆どの視聴者は理解する事が出来なかったのではないでしょうか?現代でも解らない人は解りませんが。
天才は考えが進み過ぎてしまって、周囲には理解されなかったりしますので。
私はこの映画は最近見たのですが、あの当時にこれだけの事を考えている人間がいた事と、その表現力に驚きを感じます。
現代がこの映画に近づいた事でやっと内容を理解してきた人が増えてきたかとも思います。現にこの映画に影響されて作られるSF映画が最近多いですよね。
名画などと同じ様に、良い物というのはいつの世にも愛される。この映画は正に名映画だと思います。
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