Sex & The City: Complete Seasons 1-6 Pt. 1&2 [DVD] [Import]

Writer Darren Star
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ユーズド:¥ 17,644より »
販売元:Home Box Office (HBO)
カテゴリ:DVD
JAN:9780783132105
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エディターレビュー
   『セックス・アンド・ザ・シティ』の原作は、キャンディス・ブシュネルの挑発的なベストセラー小説。主演のサラ・ジェシカ・パーカー扮するキャリー・ブラッドショーは、自称“性的人類学者”だ。彼女が執筆している新聞コラム“セックス・アンド・ザ・シティ”は、この“ふしだらな時代”におけるマンハッタンのセックス事情をテーマとしている。キャリーの“同類たち”――気立てのいいシャーロット(クリスティン・デーヴィス)、毒舌家のミランダ(シンシア・ニクソン)、パーティー好きのサマンサ(キム・キャトラル)ら――のお陰で、コラムのネタには事欠かない。もちろん、キャリー自身の性生活もネタとなる。第1シーズン全12エピソード中、もっとも盛り上がりを見せるのはキャリーをめぐる展開だ。“男のようにセックス”して、“無責任な独身者”を気取っていたキャリーが、ミスター・ビッグ(クリス・ノース)というつかみ所のない男と出会ったことで一転し、“一夫一婦主義者たち” の仲間入りをしたいと望むようになっていく。一方、ミランダ、シンシア、サマンサもそれぞれ恋の悩みを抱えることになる。
   第2シーズンは第1シーズンの基本路線を踏襲しており、笑えると同時に心温まる展開の連続だ。これをもって『セックス・アンド・ザ・シティ』は、注目のヒット作から真にポップ・カルチャー史に残る事件へと躍進した。恋愛関係の芽生えの数々が、爆笑もののプロットや陽気なジョークとうまく併行して描かれていく。その結果、情感たっぷりのエピソードが並び、ほかのテレビ・ドラマが長らく失っている個性豊かで切れ味鋭いダイアローグが詰まった仕上がりとなっている。第1シーズンの最後で、キャリーは閉鎖的な男ミスター・ビッグ(クリス・ノース)と別れてしまったが、魅力的なのにツレないノースの道楽者ぶりに魅せられた視聴者は、ほどなくして彼の復帰を見られることになった。彼とキャリーがヨリを戻すからだ。再会から2度目の破局に至る2人の関係の進展は、第2シーズンの核心部分と言えるだろう。ほかにもさまざまなアヴァンチュールが描かれている。相手の男たちが“ゲイっぽいストレート”なのか、“ストレートっぽいゲイ”なのかで頭を悩ませるシャーロット。逮捕されそうな場所でしかセックスしない主義の男と付き合おうとするミランダ。“短小すぎる”男から“巨大すぎる”男まで、何度となく相手を変えながら、経験を深めていくサマンサ…。
   第3シーズンは『セックス・アンド・ザ・シティ』の真髄だ。その証拠に、シリーズ初のエミー賞最優秀コメディ部門、さらにはゴールデン・グローブ賞最優秀コメディ・シリーズ部門と主演女優賞(サラ・ジェシカ・パーカー)に輝いた。第3シーズンの2大プロットのひとつは、男運の悪いシャーロットとその夫探しに関するもの。やがてトレイ(カイル・マクラクラン)という理想的な男も現れるが、彼との間に子どもさえできていれば…。一方、キャリーは立派な政治家とつかの間のロマンスを楽しむ。しかし、その立派さはキャリーの期待とは別種のものだった。その後、キャリーは家具デザイナーのエイダン(ジョン・コーベット)と怖いほど良好な関係を築くが、既婚の身となったミスター・ビッグ(クリス・ノース)と浮気したことでご破算に。往年の人気番組『アイ・ラブ・ルーシー』同様、物語の舞台を素早く切り替える手法がシリーズ全体に活力をもたらした。3エピソードにまたがるロサンゼルス編では、キャリーと仲間たちがマシュー・マコノヒー、ヴィンス・ヴォーン、ヒュー・ヘフナー、サラ・ミシェル・ゲラーらと顔を合わせる。
   第4シーズンも相変わらずスマートでセクシーだ。弱肉強食のマンハッタンを舞台に、痛烈な大人のウィットと鋭い観察眼を感じさせるシチュエーション・コメディが入り混じりながら展開。今回、われらが都会派独身女性4人組は、愛とセックスとショッピングをめぐる終わりなき戦いの中で、以前にも増してタフなバトルを強いられる。キャリーはハンサムな職人エイダンと再び結ばれ、ついに理想的な生涯の伴侶を得たように見える。しかし、2人の関係は共同生活の試練を乗り切れるのだろうか? シャーロットはパーク・アベニューのマンションとトレイとの結婚生活上の問題解決法を2つ同時に手に入れたかのようだ。だが赤ちゃんの話が出ると、何もかもが彼女の思惑と逆に動き始める。赤ちゃんのことで悩むのはシャーロットだけではない。長いあいだ性的禁欲を余儀なくされていたミランダも、自分が妊娠していることを知って恐れおののく。一方、情熱的なサマンサは浮気なしの関係を求めるようになり、最初は魅惑的なレズビアンのアーティストと、その次は本気で恋してしまったことを不覚に思いつつも遊び人のビジネスマンと付き合うのだった。
   短いけれど充実した第5シーズンの制作中、ケーブル・テレビ局HBOの看板コメディエンヌたちは不可抗力的なアクシデントに見舞われた――サラ・ジェシカ・パーカーとシンシア・ニクソンの2人が妊娠したのだ。撮影スケジュールを彼女たちに合わせて短縮した結果、第5シーズンはわずか8エピソードに削減されたが、スタッフとキャスト一同は手を抜いておらず、短いかもしれないが情感と笑いにあふれた好シーズンとなった。キャリーとミランダは誇りある独身生活に挑むが、新たな課題が出てくる――ミランダは生まれたばかりの息子ブレディとシングル・マザー業を抱え込み、キャリーは自分のコラムが単行本化されることになって出版界に足を踏み入れるという具合。シャーロットは次なる男を見つけたものかどうか悩み、サマンサは自分をあまりにも苦しめすぎた相手とついに別れる。第5シーズン全体としては、断片の集積という印象。つまり、まとまりに欠けるのだが、ひとつひとつの断片はシリーズ史上最高のコメディと呼べるクオリティに仕上がっている。今シーズンのクライマックスとなるエピソード「新たな恋の予感(I Love a Charade)」は、シリーズ最高のエピソードのひとつに挙げられる出来で、笑えると同時に感動的であり、『セックス・アンド・ザ・シティ』というドラマを情動的成熟の中に着地させた。さまざまな苦しみを経て、4人の女たちは真の成長を遂げたのだ。
   長いブランク(ほぼ第5シーズン全体に相当)を経て、またデートを始めるキャリー。第6シーズンの幕開けを飾るのは、キャリーとその新たな彼氏になりそうな好漢バーガー(ロン・リヴィングストン)のカップルだ。過去の人間関係を忘れ、意気投合する2人だったが、痛しかゆしの結末を迎えることになる。キャリーの友人たちはと言えば、そろそろ腰を落ち着けつつあるようだ――もっとも、これはキャリーと比べたらの話。ミランダは、同じ建物にミスター・パーフェクト(今までになくチャーミングなブレア・アンダーウッド)が越してくると、テレビの恋愛ドラマでは飽き足らなくなってしまう。シャーロットは、“好みとは正反対のタイプ”であるハリー(エヴァン・ハンドラー)への好意を深めるが、まだ2人の間には取り除くべき障害がいくつか残っている。もっとも意外なのはサマンサの場合で、ウェイターと役者を兼業するワイルドな男スミス・ジェロッド(ジェイソン・ルイス)とのホットな関係は、サマンサの意志と裏腹に、どことなく恋愛に似たものになっていく。2003年夏の第6シーズン開始前に、ある爆弾発言が飛び出した。この第6シーズンが『セックス・アンド・ザ・シティ』のフィナーレになるというのだ。とはいえ、今シーズンは長い。12エピソードかけて前フリをし、冬放送の8エピソードでようやく完結を見た。前フリとなる12エピソードは、番組の成熟ぶりを見事に示している。出来の悪いものはひとつもなく、開けっぴろげな笑いも健在。独身者、カップル、親(それに、後の2者に対して私たちが贈るプレゼント)といったものをどう理解するか――そんなシリアスな視点が、コメディ的展開の中に盛り込まれているのだ。自分自身の独身生活を祝うためにキャリーが取った方法は、この宝物のようなシリーズの中でもひときわ光る描写となっている。
   第6シーズン最後の8エピソードをもって、HBOの傑作シチュエーション・コメディは完結した。そして、数え切れないほどの女たちが――また、大勢の男たちも――喪失感の中に取り残された。6年間続いた名物シリーズは、惜しまれつつ幕を閉じたわけである。実際、この最終シーズンは、2004年のテレビ番組中もっとも期待されたものだった。多くの点で、最後の8エピソードは単独のフィナーレと見なすことができる。主役の4人がすべて運命や幸福を迎え入れるからだ。運命や幸福こそは、このシーズン後半(前半の数週間後に放送された)のテーマなのである。キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)は、ロシア人アーティストのアレクサンドル(ミハイル・バリシニコフ)とのロマンスを続ける。人生の酸いも甘いもかみ分けたアレクサンドルは、やや皮肉屋で傲慢だが、恋の魔法を求める心をキャリーに与えることができる男だった。ミランダ(シンシア・ニクソン)はスティーヴ(デヴィッド・エイゲンバーグ)と身を固めるが、彼女の変化はそれだけにとどまらない――たとえば、住所も変わった。シャーロット(クリスティン・デーヴィス)はめでたくハリーを夫に迎え、相変わらず子づくりの計画に余念がない。最後の展開――それに、サマンサの乳ガンのくだり――は、よりシリアスなトーンをシリーズにもたらしているが、ユーモアのツボを外すことは決してない。幸福に戸惑うミランダ、新たな情熱を燃やすシャーロット、タイプを打つキャリー、パリス・ヒルトンのようなキャラになってきたサマンサの姿が生き生きと描かれている。終わりに近づいたシリーズのご多分にもれず、結婚式があり、赤ちゃんが生まれ、懐かしい顔ぶれがひょっこり現れ、スターを起用しての新キャラも何人か登場。前後2部に分かれた最終エピソード「友情は永遠に… / しあわせ探しの末に(An American in Paris)」で、キャリーは自分の愛の運命を知るが、同時にファッション・アイコンとして視聴者に記憶され続けるだろう。そう、21世紀のテレビに出現したオードリー・ヘップバーンとして。最後から2番目のエピソードでは、キャリーが友人たちに向かって切々と問いかける――「私、あなたたちに会わなかったらどうなってた?」と。きっとファンも同じことを自問し、この4人の女たちがブラウン管に登場して以来どんなにテレビ・ドラマが向上したかについて思いをめぐらすことだろう。
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