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in the Mood for Love ~花様年華 [DVD]

プロデュース ウォン・カーウァイ , 脚本 ウォン・カーウァイ
定価:¥ 4,935
マーケットプレイス価格:¥ 12,650 (税込)

販売元:レントラックジャパン
カテゴリ:DVD
JAN:4947864902957
Amazon.co.jp 売上ランキング:DVDで35565位
おすすめ度:

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エディターレビュー
   1962年の香港。同じ日にそれぞれの配偶者と共にアパートの隣同士に引っ越して来たチャウ(トニー・レオン)とチャン(マギー・チャン)。やがて互いの妻と夫が浮気をしているらしきことを知ったふたりは、それをきっかけに惹かれあっていく…。
   分別ある大人の男女の不倫の愛を官能的な映像美で描くウォン・カーウァイ監督のラブ・ストーリー。時代背景や設定など、同じカーウァイ監督作品『欲望の翼』の姉妹編的要素も多いが、それでもどこかこれまでの彼の作品群とはテイストが異なるのは、製作時期が香港の中国返還以前と以後の違いという、作家の姿勢の変化でもあるようだ。ラストにアンコールワットを出すなど、単にラブストーリーというだけでなく、世界史的な深い視野が感じられてならない。カンヌ国際映画祭ではトニー・レオンが主演男優賞を受賞。(的田也寸志)
レビュー
究極のプラトニックラブ Date:2010-01-19
おすすめ度
香港映画に縁遠く、作品の存在すら知らずにいた私。ショック!! こんなに洒落た中国映画があったんだ。 長い年をかけてカメラを回し、素材だけでも監督は映画3本は作れたのに、それをこの1本に編集した豪華さ。 天下逸品の美男美女がほとんど眼差しだけで愛をからませるので、かえって感性をくすぐられる。 トニーレオンについていえば、「ラスト・コーション」の対局をなす傑作。 そしてチャイナ・ドレスを誰よりも素敵に着こなすマギー・チャン、あなたの凛とした美しさは磨かれた女優魂に裏打ちされ世界中が憧れる。
 
紫煙とうなじ Date:2009-11-09
おすすめ度
 芸能人のプロフィールで、好きな映画としてこの花様年華を上げているのを何度か見かけた。一般受けするかはともかく、花様年華が一番好きだという、ウォン・カーワイのファンは多いのではないか。
 ウォン監督はストーリーはそれほど重要視していないと思う。ストーリーは幾つもの魅力的なシーンのつなぎとして働く。だから「分からん。嫌い。」と言う人もいるだろうが、分からんでも好きな人は好きなのだ。

 花様年華ではそれがさらに発展し、魅力的なカットを積み上げることで一つの映画を作り上げている。ウォン・カーワイらしさを凝縮しており、好きな人にはたまらない。

 この映画は60年代の香港を舞台にしている。露出を落して彩度を上げ、コッテリとした色合いに仕上げた映像は、香港の路地裏をじっとりと映す。
 大人の道ならぬ恋を描いた映画だが、卑猥なシーンは一つも無い。それでもこの映画を形容するなら、官能的と呼ぶのが最も適切であろう。

 眉間に軽くしわを寄せながら煙草に火をつけ、紫煙をくゆらすトニー・レオン。
 チャイナ服の高いカラーの上にのぞくマギー・チャンの細いうなじ。

 肌着がピタリと肌に張り付いたトニー・レオンの鍛え上げられた体。コツコツとハイヒールで歩くマギー・チャンの細い足首。白熱灯の明りに浮かび上がるトニー・レオンの顔の陰影。半身で腰掛けるマギー・チャンの背中のしなり。逆光で写し出すマギー・チャンの歩み。二人がすれ違う時の視線の交換。
 挙げ出せば切りがない。ため息の出るようなカットがギッシリと詰まっている。

 たまたま同じ日に隣り同士に越してきた二人は、節度を持った大人同士として付き合い始める。留守がちな伴侶へのプレゼントについて相談する、最初はそんな会話から、少しづつ関係を深めて行く。
 最後には、男は誰にも言えぬ秘密を持つに到る。果して二人の関係はどこまで行ったのか?

 そんな無粋な問いに、この映画は応えない。
ハイレベル Date:2007-12-22
おすすめ度
説明を刈り込んで刈り込んで、苦い大人の酒の如く。

ストイックでスタイリッシュ。

これを観たら「恋する惑星」は甘いキャンディーに思える。

歳を重ね、わびさびを知ったら、きっとこの映画は甘い酒になるだろう。
見る人それぞれにストーリーがあるかも Date:2007-11-01
おすすめ度
この映画は、初めて2回映画館に足を運んだ作品である。
きっかけは電車の中吊りで、マギー チャンの脚線美もさることながら、トニー レオンの甘えるような、すがるような、なんともいえない横顔と背中に一目ぼれしてしまったためである。
一度目は、ストーリーが「浅過ぎ」て、実は理解し切れなかった。でも、悪い意味での浅さではなく、ストーリーを咀嚼し反芻することにより、より深い物語になるのだろう、と思い、もう一度映画館で見ることにしたのだ。
実際その通りで、「なぜあれほどまでにもどかしかったのか」というイライラ感は、「実は互いに愛おしさが強すぎて、逆に一歩先に進めないのではないか」という考え方に変わった。だからこそ、互いのパートナーの不倫と対比されるのだろう。或いは、表裏一体なのかもしれない。
そんな中で一番好きなシーンは、雨の後、別れの「練習」をするところである。マギーが涙を流して、初めて甘えるところだが、諭しているトニーも実は甘えているようで、唯一、二人の気持ちが重なった夜なのではないか。
物語のラスト、トニーがアンコールワットの遺跡の柱に開いた穴に囁いた言葉は、見た人それぞれの経験や、その時の心の状態によって異なるのだろうな、と思う。

それにしても、パンフレットに使われているシーンですら、本篇ではカットされているのは、若干「なんだかな〜」感が否めなかった。
全篇を貫く、えもいわれぬ官能美 Date:2007-10-20
おすすめ度
 映像の美しさは息を呑むばかり、繰り返される「夢二のテーマ」とのマッチングも絶妙である。
原題にも英題にも、この映画の意図するところがうまく言葉に置き換えられていて、「恋する惑星」「天使の涙」の奔放さとは、一味違う家衛監督作品の完成度の高さに驚かされる。
香港離れが進む当時の華僑たちの状況描写なども、作品にさりげなく厚味を持たせている。
さしたる濡れ場もないのに、マギー・チャンのあの官能美は凄い。久々に心を乱される作品に出会った。
王家衛、恐るべし。
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