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山猫 イタリア語・完全復元版 [DVD]

プロデュース ゴッフレード・ロンバルド
価格:¥ 17,800 (税込)
販売元:紀伊國屋書店
カテゴリ:DVD
JAN:4523215008518
Amazon.co.jp 売上ランキング:DVDで32453位
おすすめ度:

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エディターレビュー
   イタリアで統一戦争が起きていた1860年の春、シチリア島で山猫の紋章をあつらい300年の栄華を誇るサリーナ家のドン・ファブリッツオ公爵(バート・ランカスター)は貴族支配の時代がまもなく終わろうとしていることを自覚しつつも気丈に振舞い続ける。やがて騒乱が終わりを告げ、公爵は甥の(アラン・ドロン)と(クラウディア・カルディナーレ)との婚約を発表し、舞踏会を開き……。
   イタリア映画界を代表する名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督が、貴族階級の落日を浮き彫りにした超大作。豪華絢爛たる舞踏会シーンは、まるでスペクタクル映画のように圧巻だが、その喧騒をよそに感慨にふけるB・ランカスターの名演をやはり忘れてはならないだろう。貴族階級の出でもあるヴィスコンティ監督ならではの執念の傑作。カンヌ国際映画祭ではパルムドールを受賞している。なお本作は1964年日本初公開の際は英語音声の短縮国際版が上映され、81年にイタリア語版が、そして2004年にイタリア語完全復元版がリバイバルされた。本DVDはイタリア語完全復元版をマスターにしたものである。(増當竜也)
レビュー
いかにして美術史家になるか? Date:2009-04-20
おすすめ度
バートランカスターは「モロー博士の島」に出た時、その存在感に圧倒された。この映画を見て彼がイタリア人だったのかと勘違いした。それはともかく、つくづくこんな人が自分の父親だったらよかったと思うのは私だけではないだろう。イギリスにいた時、シドニー・ポラックの講演を、この映画の記念試写のような会場で聴いたが、ポラックは山猫を50回も(もちろんビデオで)見たという。いっぺんでポラックが好きになった。加えてアランドロンの本来の役柄や俳優としての国外の人間関係が、むしろこういうものにあったことに気づかせた点でも、日本人の知らないイタリアの底力を厭というほど感じた。ところで、話はとびきり手前味噌で、かつ超飛躍するが、「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著という本を読むことを、この映画を見た後にお薦めする。フェルメール論の内容だが、同時に日本とイタリアがどういうメタファーで接続するかがわかる。能登半島の形は、スケールはちがうもののイタリアに似ていないか?そんなことを考えながらこの本を読み進めばわかってくるだろう。
英語版、162分劇場公開版のレビューですが・・ Date:2007-12-28
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後年のビスコンティ作品「地獄に堕ちた勇者ども」を連想させる、貴族の没落を
描いた大作。「地獄に・・」のほうが衝撃的な内容なのでこちらのほうがとても
落ち着いた、地味な作品に感じてしまった。

監督自身を描いた作品、という見方が多いこの作品。
監督が名門貴族出身で、それでいて共産党に入党したり、貴族社会の没落と
来るべき若い社会を冷静に受け入れ態度はこの映画の主人公、サリーナ公爵とかぶって見える。

純粋に作品を楽しむ、という点ではちょっと違うけどやはり監督自身の
経歴を知って見たほうが作品を楽しみやすいし、テーマもはっきりわかる気がします。

蛇足なのですが、劇中「美女」という役回りのアンジェリカ
自分としてはまったく美しいと思えませんでした・・・

意地悪そうな顔で、往年の大映ドラマでヒロインをいじめそうな顔、というのが
私の印象です。

劇場公開版はシドニー・ポラックの監修とのこと
貴族は死なずただ立ち去るのみ Date:2007-09-27
おすすめ度
ビスコンティがクラウディア・カルディナーレのバッグの中身にまでこだわったという、シチリア貴族の絢爛たる衣装、豪華な宮廷内の装飾を十分に堪能するには、やはりデジタル・リマスター版で鑑賞することをおすすめしたい。

アントニオーニのイタリア映画にも必ずといっていいほど招かれるハリウッドスター。アフレコのため口の動きとイタリア語音声がまったく合っていないのが気になるところだが、シチリアの名門貴族ファブリツィオ・サリーナ公爵を演じるバート・ランカスターは、マッチョな前歴とは裏腹に、なぜかビスコンティ劇場では何の違和感もなくその存在感が屹立している。新時代の動きに機敏に対応する才気あふれる公爵の甥タンクレディを演じたアロン・ドロンを軽くしのいでいる。その相手役、新興ブルジョワの娘からタンクレディの妻におさまるアンジェリカを演じた若きクラウディア・カルディナーレは、頬のあたりがふっくらとしてまだあどけなさが残っているが、そのウエストは完璧なまでにシェイプされ、ビスコンティがこだわりぬいた舞踏会用のドレスが美しくスクリーンに映えていた。

イタリア統一戦争の波に翻弄されるシチリア名門貴族サリーナ家は、ミラノの名門貴族であったビスコンティ家とそのまま重なる。『新旧2つの世界にまたがって生きている』サリーナ公爵が中央政府の使者から上院議員就任の勧誘を受けるシーンにおいて、この映画のテーマがよく語られている。『異文化の圧迫を受け続け、2500年間自らの文化を作り出せなかったシチシア人は老いている。我々は長い眠りを求めているのだ。…ただ忘れ去られたいのだ』『血なまぐさい事件も、甘美な時の流れに身をゆだねるのも、結局は官能的な死への欲求なのだ』『現状を肯定する者に向上はのぞめぬ。自己満足は否定よりも強い』こんな言葉を外資系の会社で言おうものなら、「お前やる気あんのか」と上司からまちがいなくどやされるのがオチだが、ライオン髭をたくわえ人生の悲哀を味わいつくした老公爵が切々と語ると何とも説得力があるから不思議だ。仏教の<無常>にもつながる世界観を、アメリカを含めた新興国の人々が理解するのはおそらく難しいだろう。

既得権益にしがみつき、いつまでも後進に道を譲ろうとしない日本のご老人たちに、この映画で描かれる<去り際の美学>を是非学んでほしい。
ヴィスコンティの最高峰 Date:2006-12-17
おすすめ度
二度ともうこんな映画監督は現れないだろうし、二度とこんな映画は作れないだろう、と思われる作品。
ヴィスコンティの生涯の映画のテーマは首尾一貫したものがあったと思うが、その中で「山猫」こそが、ヴィスコンティの最高峰といえるのは、西洋キリスト教的な貴族文化の象徴であり、その最高の趣味を現出しながら、時代の変化の中に敗北し、滅びゆく姿を描きながらも、アラン・ドロンとクラウディア・カルディナーレ扮するカップルに、未来への希望をつなげていくところだと思う。消え行く姿が、決して悲しみだけで終わらせていないところが、この作品の最高の評価を与えているところであり、他のビスコンティ作品とも一線を画している点なのだろう。
若い頃のアラン・ドロンは、本当に美しく、こんなに格好良かったのだ、とあらためて感じさせられたし、なぜ、この作品がカンヌの最高賞なのかも、観て納得できた。
ヴィスコンティそのものは、貴族であり、クリスチャンでありながら、共産主義者というとても矛盾に満ちた人ではあったけれど、この作品の中に、彼の資質のすべては現われているといえよう。
以前 NHK で見て・・・ Date:2006-10-03
おすすめ度
以前 NHK で放送していてその時、余りしっかり見ていなくて、・・山猫のDVDを捜して・他のサイトで発見したのですが!在庫がなく捜していたら、運良く購入・・・でき即再生、本編が長いですが!素晴らしい映画デス!ただ今のところ吹き替え版がないので、途中で飽きてしまいますが、是非、まだ注文出来る時に購入する事を!
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