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Aerial

定価:¥ 1,533
マーケットプレイス価格:¥ 1,524 (税込)

レーベル:Sony Music Entertainment
カテゴリ:CD
JAN:0827969777220
Amazon.co.jp 売上ランキング:音楽で43420位
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Disc : 1
  1. King of the Mountain
  2. Pi
  3. Bertie
  4. Mrs. Bartolozzi
  5. How to Be Invisible
  6. Joanni
  7. A Coral Room
Disc : 2
  1. Prelude
  2. Prologue
  3. An Architect's Dream
  4. Painter's Link
  5. Sunset
  6. Aerial Tal
  7. Somewhere in Between
  8. Nocturn
  9. Aerial
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エディターレビュー
   ミュージシャンのデビューは生涯最高の経験だとよく言われるが、たいていは2作目もすぐに発表される。前作の『The Red Shoes』から12年の歳月を経て、『Aerial』を発表したケイト・ブッシュは再び人生を復活させた。非常にまとまりのあるレコーディングで、ケイト・ブッシュがデビュー以来培ってきた唯一無比の世界を反映している。ディスク1のサブタイトルは“蜂蜜の海”で、個人的な夢想の連続だ。「King of the Mountain」では自由きままに有名人を瞑想し、エルヴィスと市民ケーンを参照して孤独を歌い、ピアノ・ヴォイスの習作「Mrs. Bartolozzi」ではそのコーラスが“ジャブジャブジャブ、汚れたシャツをきれいにしよう”と言う家事を歌ったものまで幅広い。デペッシュ・モードに影響されたシンセの曲、エレクトロのノリ、リリカルな流れの「King of the Mountain」はビンテージもののケイト・ブッシュならではのポップだ。だが、多くの歌はもっと壮大もので、ダイナミックな「Joanni」のようにジャンヌ・ダルクを歌ったものもある。ディスク2は“蜂蜜の空”と呼ばれ、ここで彼女は自分自身に浸りきっている。1日を鳥の飛行に変える暗喩を使い、人生のサイクルへの瞑想をまとめている。音楽的にも幅を広げ、鳥の歌、微妙なオーケストラ、ジャズ・トリオから曲を紡ぎ、最大限に実験を試みている。比較的最近、母になったこと、そして自分の母の死を包括した『Aerial』は深く個人的なアルバムで、ポップ・ミュージックの真のアイコン、そして驚異の声の持ち主の喜ぶべきカムバックである。(John Diliberto, Amazon.com)
レビュー
柔らかく美しい、《天才主婦》の世界。 Date:2009-12-06
おすすめ度
2005年に発表された、あの《ケイト・ブッシュ》の12年ぶり、 8枚目のアルバムです。これが当然のように、素晴らしい《傑作》です。何でも主婦業のかたわら、スキマ時間を利用して製作したようですが、内容的にはやっぱり、あの《ケイト・ブッシュ》です。以前の、ちょっとヒステリックな激しさが影を薄め、落ち着いた柔らかい《美しさ》に溢れる傑作に仕上がっています。ヴォーカルに関しても、却って《艶っぽさ》が増したような気がしますが、それは単なる個人的な好みの問題かも知れません。いずれにしても、《ケイト・ブッシュ》以外の誰にも表現することのできない《美麗なる世界》は、素晴らしいの一言です。さすが、《ケイト・ブッシュ》様は違う。そう、無条件で思わせる《傑作アルバム》です。オススメです。
洗濯する才女 Date:2008-01-18
おすすめ度
 家事をやり子供を育てながら、芸術家としても才能も涸れておらず、細切れの時間をじっくり重ねながら作られたアルバム。「ポップ」や「ロック」というジャンル区分とフォーマット化が行き渡ってからの若い世代の音楽とは全く違う自由な感性は健在である。年を取ると、庭に花が咲いたとか、美味しいご飯が作れたとか、そういう何気ないことで日常がキラキラするものだが、そういう悦びに溢れたアルバム。

 僕は80年代、中学生の時に音楽番組でガンガンかかってた「神秘の丘」にびっくりして以来の聴き手だが、実はそこから前の作品も後の作品もプログレっぽいというかシアトリカルな曲の構成が強烈すぎて、彼女のアルバムは「普段使い」の音楽にこれまでならなかった。(こう書くとなんか女性ファンに怒られそうだけど、普通の男子中高生のガサツでイライラした日常とは別世界だったという意味で。)

 今作では彼女の日常家庭生活の中でじっくり編まれたアルバムで(内ジャケは洗濯モノ!)、若い頃の才気走った狂気の味はない。楽器構成もピアノやバンド・セットがメインで、非常にシンプル。(もちろんじっくり聴くと相当凝ったことはやってるが。)そういう意味では彼女の円熟が楽曲の「普段使い」度を高めてくれており、週末の午前中に部屋に流しながらまったりするのに良かったりする。

 それにしても、A面(と敢えて呼ぶ)4曲目の「洗濯機の歌」が何でこんなにキレイなんだよ、と(笑)。普通の人と同じ日常生活を送っていても浮世離れしたこの感覚がステキ。
さわやかなKate Date:2006-05-06
おすすめ度
最近は新譜を待ちかねて予約購入することはほとんどなくなってしまったのですが、このKateのAerialはその数少ない例外。エンヤとマドンナの新譜もほとんど同時にリリースされていて、私の好きな女性ミュージシャンの同窓会といったところでした。

もう12年にもなるんでしたっけねえ。その間ずっとKateの旧譜を聞き続けてきたことになります。

デビュー作はティーンの危うい観念の上に構築された虚構の世界で、彼女ですらあれ一作しか作れなかった記念碑的な作品でした。しかし、それを出発点として、彼女は明らかに成長してゆきます。それ以降の彼女の音楽は、彼女が観念と虚構から肉体と現実を取り戻していく過程だったように思われます。例えば前作のRed Shoes。あのアルバムでは確かに彼女は「成熟した女性」を強く感じさせます。"And So Is Love"のぞくぞくする魅力はクラプトンのギターのせいだけではありません。

で、この作品が来ます。彼女の生活は明らかに幸福なのです。彼女は自分の「生活に」幸せを感じているのです。すべての曲から彼女の幸福さがあふれてきています。Kick Insideから彼女が本当に遠くまで来てしまったということを、私はごく自然に、肯定的に受け止めることができました。

実は、私のカーステレオではStevie WonderのKey Of Lifeとあわせてこのアルバムを繰り返し聞いています。どちらも私を幸せな気分にしてくれます。どちらのアルバムも、自分の内部に沈潜するのではなくて、自分の外部に向けて発信している歌を感じます。沈潜すべき暗がりを見せないことの、さわやかさと潔さ(しかしKateのアルバムに対して「さわやかな」なんていう形容詞を使う日が来るとは)。私にとって今の時点でこのアルバムは彼女のベストです。
透明な深遠さを湛えた美しい傑作です Date:2006-02-19
おすすめ度
Red shoesから早いもので12年、前作での躍動感や彼女ならではの情感、平たく言えば濃さが控えめであるためか、発表当初、ファンの間でも賛否両論あったようです。確かにCD2枚に収められた曲は静かな佇まいのものが主流、独特のメロディが穏やかに、色彩美しく歌われていますが、従来のファンには彼女の天賦の才のみがなせる驚きに欠ける感が強かったかもしれません。
自分自身も当初は正直肩透かし的な感を持ちました。と思いつつ聴くたびにその透明かつ深遠な美しさに魅せられはじめ、彼女が作り上げた独自の音空間に新鮮な驚きと心地良さに浸っています。特にCD2は組曲的な作りで、鳥の視点をかりながら時の流れが語られまた歌われ、一編の美しい交響詩となっています。素晴らしい仕上がりです。
休日に若干ステレオの音量を上げ、本作を部屋一杯に流すことがちょっと贅沢な時間の過ごし方と感じるようになってきました。かつてはドビュッシーの”海”とか”牧神の午後”なんかを愛用していましたが、最近はこのAerialがぴったりきています。まさに“Aerial”な時間を実感できますから。
唯一無比の世界 Date:2006-02-04
おすすめ度
私がケイト・ブッシュという方の作品を聴いていて感じてる事は、どの作品であっても
“ケイト・ブッシュ・ワールド”をきちんと成しているという事ではないかと思っています。
12年という長いインターバルがありましたが、今作でも唯一無比の世界が展開されており、
安心して聴く事が出来ました。

やはり、お子さんが生まれた為でしょうか、以前の作品の中にあった『狂気』や
『暗さ』は全く感じられず、『優しさ』や『あたたかさ』を感じさせる楽曲が多いように感じました。

それでもCDを聴き始めたとたんに、「ケイトが新しい世界を連れて、帰って来てくれたんだ」
と感じることが出来ました。

非常に素晴らしい作品を届けてくれた事に感謝したいと思います。
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