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Morph the Cat

定価:¥ 1,820
マーケットプレイス価格:¥ 1,410 (税込)

レーベル:Reprise
カテゴリ:CD
JAN:0093624997528
Amazon.co.jp 売上ランキング:音楽で24794位
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  1. Morph the Cat
  2. H Gang
  3. What I Do
  4. Brite Nitegown
  5. The Great Pagoda of Funn
  6. Security Joan
  7. The Night Belongs To Mona
  8. Mary Shut the Garden Door
  9. Morph the Cat (Reprise)
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エディターレビュー
彼らのひねくれた頑固なまでに曖昧な歌詞を分析するファンにとっては嬉しいことに、スティーリー・ダンはメロディを形づくり、キーボードとギターのエフェクトを重ね、洗練されたジャズとファンクとソウルをあしらうクラフツマンシップが達成できなれば、自分たちの支持者についてこいと命令することはない。『Morph the Cat』は、このグループの冷笑的な2本柱のひとりドナルド・フェイゲンによるソロ・アルバム。1993年の『Kamakiriad』以来となるまだ通算3枚目のソロだ。本作でフェイゲンはより社会的な観察力と私的な暴露をテーマとした。だが、やはりこのアルバムでも聞き手の心を強くとらえるのは曲の暗いきらめきと強引なグルーヴで、フェイゲンの真剣な意図が伝わってくる。壮大なほのめかしを込めたタイトルは、フェイゲンが表現するところによると「巨大でく幽霊のような猫らしきもの」にちなんでつけられた。これはマンハッタンの空を漂っているそうで、ウッディ・アレン『ニューヨーク・ストーリー』に登場する猫のようにおしゃべりな母親と似ていなくもないが、本作はポスト9.11の世界で感じられる不安と喪失感において、皮肉や斜に構えた部分を喪失してはいないことが反映されている。ここにはフェイゲン自身も含めた死、そして政治的抑圧のビジョンがある。空港の女性セキュリティ係とのコミカルでロマンチックな出会いもある。本質を捉えられたレイ・チャールズの幽霊との敬意に満ちた対峙もある。「さて、あんたは教会を引き入れたが、何の疑問も残さない/あんたが叫びたがるのはどんな種類の愛なのかを」。フェイゲンのぶっ飛んだ感覚が尊いものとじゃれ合う時でさえも、音楽はとても豊かで生き生きと輝き、それぞれの曲の力を否定することなどできはしない。--Lloyd Sachs
レビュー
ほっと一安心 Date:2007-02-19
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「ナイトフライ」に魂を抜かれた口の私ですので、やはり他のアーティストとは違う特別な期待を込めてアルバムを聴くわけですが、第一印象は「あ〜いい感じ、ほっと一安心だわ。」というものでした。カマキリアド、トゥアゲインストネイチャーと自分的にはちと不満があったんですが、エブリシングマストゴーでかっこよさと気持ちよさが戻り、さらに本作では気持ちよさが増している感じがしました。「かつてのスティーリーダンやドナルドフェイゲンの曲のオリジナリティが感じ取れないと不安や不満を感じるんだな〜」と改めて考えました。その点『らしさ』が随所に感じられながらも新鮮な曲がならぶこのアルバムは「こんどのはどうなんだろうな〜?」「どうしようかな?」と考えてる方々にもほっと一安心の一枚ではないでしょうか。
地に足の着いた音楽 Date:2006-12-30
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買って良かったっス。SD名義の卑近作、「みな売らなあきませんねん」が正直、「コっレはどうかな・・・」ていうカンジでかなりがっかりだっただけに、ホント嬉しい限りです。やっぱW・ベッカー氏はコンポーザとしての参加ならいいけどプレイヤー(特にGでの)参加はご遠慮いただいたほうが良いのかなという印象。作風はフェイガンのソロ名義の前作、「カマキリアド」の流れを踏襲している雰囲気。おっさんはおっさんでも、シブ〜いおっさんによる、とても洒落た音遊び。俗世間の喧騒からちょっとエスケイプしたい時に非常に有効。こんな音楽に埋もれつつ毎日生きていけたらどんなに幸せかな。
時流に抗う星一徹 Date:2006-10-06
おすすめ度
20年近くブランクを置いたとは思えぬほど,最近多作なフェイゲン。ソロでは『カマキリアド』以来13年ぶりで,彼自身の弁によるとソロ3部作の完結編。いずれ3枚を箱盤にする気もあるとか。標題は,夜のNYに快楽をまき散らし暗躍する猫のイメージとかで,「夜の蝿,カマキリ車と来て猫ちゃんとは,食物連鎖してますな」と妄想するのも又一興か。

中身は,基本的に前作の延長線上。だらしなく間延びした単調な前サビを,やたら長大で捻りの効いた展開部やブリッジ,凝った管オブリガードで聴けるものに仕立てる,近作共通の作りだ。『エヴリシング・マスト・ゴー』で大きく失速した彼らに,「これはヤバイ・・」と心配した側としては,さしあたり本盤で一息。緩やかに下降線を辿っているとの感は払拭しきれないままだが,まったりペースで活動する今の彼に,第二の絶頂期を期待するほうが酷かも知れない。手の掛かった暖かな質感は,このご時世大変貴重だし,小粒ながら良くまとまったシングル(2)や,展開部で捻る今の方法論が色濃く出た(4),メロウなアレンジ芸の(5)はさすが。腕利き揃いのブルージーなギターソロには頬も緩む。

ところで,デジタル時代の到来でシーンを離れた彼らが,なぜ急に戻ってきたか。気にならないだろうか。自身は私生活を理由に挙げているが,実のところ,本音はヒップホップやラップの隆盛なのでは。言語に大きく依存し,音楽の三要素を損ねかねないラップの過剰な人気,実は音楽全体にとって深刻な脅威。音楽を生業にする人間が「物言えば唇寒し」では,ある意味無責任。復帰後の彼が殊更に「俺のルーツはエリントン」,「今の音楽を新しいとは感じない」と発言している事実を,見逃すべきではなかろう。
星1000個! Date:2006-09-18
おすすめ度
この人にしか出来ない音楽。星1000個!

渋い。渋すぎる。Princeはこのアルバムを聴いたらちょっと悔しがるんじゃないかな。今年はまだ半分も経過していませんが私の2006年ベストアルバムはもうダントツでコレに決まり。

この人の音楽はコード進行やアレンジがとっても個性的で、練りに練ってこねくり回しているのは分かるんですが、聴いていて時折疲れてしまうことがあったのも正直なところ。それが興味の矛先でもあったのは事実ですが、今回のアルバムはその「こねくり回し」加減がほどよく、角の取れた音楽へ醸成しました。誇り高きミュージシャンシップ。本当に素晴らしい。

年齢はもう60歳近いはず。敢えてケチをつけるのであれば、今までの寡作加減をもうちょっと多作にして欲しいことだけ。シンプルなバンドサウンドに徹して、無駄のないアレンジ。安っぽさは一切なし。オフィシャルサイトはこちら。襟を正してアクセスするべし。ある意味本物の「ちょい悪オヤジ」です。中年ミュージシャンには希望の星。尊敬。
高品質、そのもの。 Date:2006-07-01
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彼の楽曲はどれをとっても手抜かり無く作られています。この手の音楽は1980年代から変わりなく作られている。その安心感が彼の作品からは滲み出ています。聴けば聴くほどに馴染むメロディー、そして何よりもリズムがしっかりしていること、これに尽きます。若い人たちにこそ、この感覚を感じて欲しいです。まさに大人の音楽です。
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