神谷美恵子著作集〈1〉生きがいについて (1980年)

価格: (税込)
出版:みすず書房
カテゴリ:単行本
ページ:288頁
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神谷美恵子著作集 1
生きがいについて
神谷美恵子 (著)

判型:四六判
ページ数:288
1980年6月25日第1刷
みすず書房
刊行時定価(税別)1,100円

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 著者は津田英学塾在学中にキリスト教の伝道者であった叔父にさそわれて多磨全生
園を訪れ、はじめてらいの存在を知った。同じ世に生をうけて、このような病に苦し
まなくてはならない人びとがあるとは、いったいどういうことなのか、心の深いとこ
ろで自分の存在がゆさぶられるような衝撃をうけた著者は、できることなら看護婦か
医師になってこの人たちのために働きたいと願った。そして周囲の反対にも辛抱づよ
く時を待ち、ようやく医学部に進学を許されたその女子医専時代の夏休みに、長島愛
生園をたずねて「なぜ私たちでなく、あなたが?あなたは代わって下さったのだ」と
詩に書いている。現実生活の荒波や自身の病をのり越えてその初志を貫いた著者は、
終生を実践活動にささげた、らいであるだけでなく精神をも病む人びとにとって、著
者のあたたかさと知性と努力が、どれほど支えになったことであろうか。

 患者さんに接している間に、同じ闘病者のなかで半数以上は希望をもっていないが、
しかし少数の生きがいを感じる人びとを見いだした。著者にとって以前からの関心で
あった生きがいの問題がこれを契機に深められることになる。治療、考えること、お
よび書くことは、著者の「ほんとうにやりたいこと」であった。『生きがいについて』
はこうして生まれた。少しのてらいもなく、自然に流れるように語られるこの本は、み
ずみずしい著者の魂の書として、永遠にひとを慰め力づけることであろう。
(詳細は商品画像参照)

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