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ゆきゆきて、神軍 [DVD]

定価:¥ 4,935
マーケットプレイス価格:¥ 4,390 (税込)

販売元:GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(D)
カテゴリ:DVD
JAN:4988102387433
Amazon.co.jp 売上ランキング:DVDで25073位
おすすめ度:

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レビュー
怪物 okuzaki Date:2010-01-13
おすすめ度
正直に言って笑いの連続でした。忘れてはならないのは、戦争の禍根や人間性の問題を捉えているようで、結局のところ本作品は、自己陶酔、自己顕示、自己主張の三冠王たる奥崎氏の独壇場です。監督の原一男氏は、処刑事件の親玉、小清水氏の射殺場面をカメラにおさめて欲しいと奥崎に要求され、他にも撮影方針や態度に問題があるとして連日にわたる抗議の嵐に苦しんでいたようです。このあたりの事情は「ゆきゆきて、神軍―制作ノート 採録シナリオ」に詳しく載せられています。戦中の苦しみを知りたいと思う方は、もっと真面目な別の作品を御覧になられたほうがいいでしょう。しかしまあカメラを意識しているとはいえ、これほどの狼藉ぶりは常人では成しえません。人を殴り倒すわ、自分の意に添わないという理由で本物の遺族を切り離すわ、替え玉を使ってのお宅訪問や、やりたい放題です。しかし詰問されている元兵士の殆どが苦しみを抱えて生きているのとは対照に、毎日完全消化スタイルで清清しく行動している奥崎のスタイルは、人々にある種の羨望を与えます。これはマイノリティならではの力技でしょう。日本人に足りないものをまざまざと見せ付けてくれる一点において、勉強となる一作です。カオスマンokuzakiに乾杯!
つらぬかれる「正義」 Date:2010-01-01
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正義の権化であるかのような奥崎氏が
戦時中に起きた悲惨な出来事の真相を明らかにしていく。

戦後数十年が経過し、あるものは地域の名士として活躍し、
またある者は老後を病院で病と闘いながら入院生活を送っている。

それぞれ、表面的には戦争体験とは無縁な日常生活を営んでいるのだが
突如として、その日常を破壊するかのように奥崎が現れる!!!

もちろん戦場で何があったのかは明らかにされなければならないであろうが、
それは、自分の手は汚れていないとする者によってなされるべきなのか?

この映画をいっしょに観た友人は
「ある朝、目を覚ましたら・・・枕元に奥崎が立っていた・・・・
なんてことが起きはしないだろうか・・・・怖い!!」という感想を述べた。

フィルムの進行とともに明かされる真相の恐ろしさと
普通の人間の普通の日常生活が一人の正義の人によって破壊される恐怖が
相乗効果をかもし出す。
初めて拝見しましたが Date:2009-09-30
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内容は他のレビューで分かりやすく説明してありますが、とにかく奥崎という男の狂人とまで言わせる
戦争加害者の捜索、追及は、不謹慎ながらもものすごいエンターテイメント性をもちあわせていることは間違いないと思う。
思想は別として、ここまでショッキングかつ面白味のあるドキュメンタリーは他には無いんじゃなかろうか。

とにかくこの人の思想を真っ向から否定する勇気は僕にはないです。
一つだけ否定するのであれば「よい結果につながる暴力は行うべきだ」というセリフは、よい結果=自分の利益という戦争肯定につながる
ような意見なので矛盾といわざるを得ないと思う。
終戦記念日に放送すべき映画 Date:2009-08-03
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第二次世界大戦を体験した人の話というものは、どれもこれも当たり障りない話が多いのだが、この映画では、その「人には言えないこと」が明るみに出され、戦争の実体験がない私にも、その恐ろしさが物凄いインパクトで伝わってきた。
奥崎自身は後にこう発言している。「奥崎謙三、名演技ですね!」 素晴らしき究極のドキュメンタリーである。 Date:2009-03-12
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『ゆきゆきて神軍』が公開された時、奥崎謙三は獄中にいた。
独立工兵隊第36連隊元中隊長の長男に対し、銃撃による殺人未遂を犯したからである。
奥崎は元中隊長を、終戦後に同僚の兵士を殺害し、それを「戦病死」として闇に葬った“事件”の犯人と考え、元中隊長を襲撃したのである。そして偶然居合わせた元中隊長の長男氏へ発砲した。

 当然、これらの奥崎の直接行動は『ゆきゆきて神軍』には記録されていない。
 「私が殺人をするところを撮ってくれますか?」と原一男監督に問うた奥崎は、監督の返事が曖昧だったために二度とそのことを口にせず、結局、たった一人で実行したからだ。

 奥崎は原一男のドキュメンタリーを己の思想の宣伝のために確信犯的に利用した。
 しかし、映画=ドキュメンタリーが己の思想に追いつかないとなれば
(つまり、確信犯的に犯す殺人を許容しないとなれば)、映画などさっさと捨ててしまう。

 それこそが奥崎謙三という人間の凄みであり、本質であろう。
 そしてまた、映画をドキュメンタリーを“信じている”人間であろう原一男は、
そのような奥崎の凄みを嫌というほどフィルムに焼き付け、叩きつけている。
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