ぐるりのこと。 [DVD]
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レビュー
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何も言わない旦那さん Date:2010-01-18 おすすめ度 ![]() 木村多江がヒステリーを起こしても、リリー・フランキーは「私が悪うございました」の姿勢。 病気のこと、何も言わないで、ただ隣に座っている、それだけで泣けてきました。 |
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解る。 Date:2010-01-13 おすすめ度 ![]() 翔子のウツの原因は、常に他人との距離を置くカナオのそっけなさ、 感情表出の乏しさにもあったわけで、劇中その心もとなさを翔子はあちこちで漏らす。 それでも翔子を汲みきれないカナオ。 ある日妻が泣きじゃくり、気持ちを爆発させる嵐の夜のシーンは名演技だと思うけど、 「キスしようと思ったのに鼻水が出てて出来ないじゃん」とか「俺の小さい手はオナる時にナニがでかく見えていい」だの、真剣なぶつかり合いをビロウな話でちゃかすのは、あの二人だから許されることなのかもしれないが私なら怒る。そのまま離婚してもいいぐらい怒ると思う。あんな場面でさえ、相手とどろんどろんにガップリ組み合えない、カナオのどこまでも誰にでもどこか他人行儀なところのある性質にちょっとイライラした。妻の鼻水ぐらいすすり上げてやりながら接吻せいと。(あのシーン、台本ではキスをする事になっていたらしい。どこかリリーさんの素が出ていたのかなと思う。) でも、その他人行儀な距離感を、カナオは‘逃げずに一緒にいる’という選択で解消する。 ずいぶん時間のかかる愛情表現で、あんなタイプのだんなさん持った奥さんは大変だな。 両親を早くに亡くしたカナオも、流産してしまった翔子も、交通事故で子供を失った親も、法廷で被告の証言に向き合う遺族も、全員抱えた痛みをどうする事もできないまま、痛みから逃げずにむしろ向き合う事で生きてゆく。戦うとか、取り戻そうとかするのでなく。 ・・・ああ、なるほど。鼻水すすってやってキスしなくても、その真摯なまなざしだけで 人は生きる勇気を取り戻すんだなぁ。 この映画全体が、そんなまなざしに満ちている。 でも、個人的にはワイ談は親しき仲でもTPOわきまえて欲しい。 |
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なんとも言えません。 Date:2009-11-21 おすすめ度 ![]() 日本映画に足りない描写と表現に新鮮さを感じます。 あとは、見る方それぞれの苦労や、しがらみを照らし合わせてみない事には、レビューのしようがありません。 ただ、また何年後かに見てみたい映画だと素直に思いました。 |
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ときほぐれる夫婦の時間 Date:2009-11-12 おすすめ度 ![]() ぼくらの生活はだいたい主に自分の手ののばせるぐるりのことだけで過ぎていくようだが、毎日ニュースで聞いたり観たりするいろんな事件はどう繋がっているのか、ときどき思うこともある。 しかしあまりに理解できない事件などを目の当たりにすると、まったく無関係のものにしか思えないのだが、それでも社会で生きるある意味の不安という影響は与えているだろう。 夫婦,家庭という個的な単位にもさまざまな変化があるものだ。崩壊の瀬戸際もあろうし、そして再生の物語もあるだろう。個の再生とは、ぐるりの社会の再生にも、必ずちいさく繋がるのは歴然だろう。 学生時代からの付き合いのような、どこかにいそうな夫婦の10年。 法廷の被告たちを演じた脇を固めた達者な役者たちも短くても見どころ。全体、映画の見どころは多いが、とにかく夫婦を演じるふたりが実にハマっていて、こと妻の役、木村多江は入り込みすぎて、こちら観客も心配になるほどだ。 彼女自身がこの映画のこの役で女優として再生したかのような話をしていたことをどこかで読んだ記憶があるが、それはそうだろうという納得するものだ。 子どもを亡くしてからの情緒不安定な様子を演じるが、彼女自身が役に入り込みすぎてウツ的な状態だったようだ。 見せ場の一つである、妻が泣きじゃくりながら夫に悲しみの堆積した感情をぶつける場面などは、観ていても圧倒的だ。実際、夫役のリリー・フランキーの話によれば、役に入り込みすぎ、泣きすぎ、台詞が言えなくなるテイクも重ねたようだ。そのリリー・フランキーがとてもやわらかい存在感で受け止めているのが、まさに監督の意図した「ふたりのドキュメンタリー」を成功させていると思える。 それは撮影にも表れていて、実にワンシーンをカメラが長回しで録り続けることが多いから、演じる側も大変だが、出来上がりから感じられる、夫婦の各場面の集中力と緊張感はただならぬもの。初主演のリリー・フランキーが妻の苦悩を受け止めるその場面、元々のプロ役者とはまったく異質と感じるような自然さを、けして途切らすことがないのにも感心する。 監督は自身の前作の世界的な評価の後、自らウツを経験した時間を糧にして、制作に当り「人はどうすれば希望を持てるのか?」と問い、「希望は人と人との間にある」ということに行き当たったという。 その話も当たり前のようでいて、しんどい夫婦関係とか(笑)、その上での夫婦の関係の、水平にも垂直にも広がる天国、地獄の地平を経験し見渡し,世の夫婦が、どうであれ自らも振り返る余韻を持たせる映画になっている。 映画は全体を通し、その夫婦のターニングポイントの「事」そのものはあえて描かず、その事の前後の日々を描くことで、観ていて必要以上な重さを避けられている感じがある。 それが物語の終わりまでに、だんだんと薫ってくる清々しさを残すことになったと感じた。 |
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おしりを見ると…優しい気持ちを思い出します。 Date:2009-11-08 おすすめ度 ![]() 泣いて…笑って…また… 泣きました。 おしりも、見ました。 声も、きっと初めて聞いたと思います。 今日…初めて見たのに、 今日…初めて聞いたのに… もう…前から見ていたおしりでした。 懐かしい声のような気がしました。 人を見つめるときに…ふとのぞかせる、あの表情は… リリーさんの心の中のまなざしと一緒なのかなと…思いました。 優しい気持ちに戻れる作品でした。 愛しい人がいる人は、それだけで…幸せなんだろうな。 寄り添って生きる人がいる人は…ありがたいことだな… って、感じました。 リリーさん… いい…おしりです! きっと…よく効きますよ♪ |
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