エディターレビュー
明治から昭和にかけて活躍した小説家、歌人である岡本かの子の小説。「文藝」[1939(昭和14)年]に掲載された。のちに創作集「老妓抄」[中央公論社、1941(昭和14)年] に収録。東京の坂の多い街に「福ずし」はある。店に来る十人十色の常連のなかで、湊といい「先生」と呼ばれる男がいる。店の娘で客あしらいには慣れている「ともよ」だが、湊のすしを食べるとき妙に気にかかるのであった。母と子の鮨の回想は、細やかな情愛に満ちている。
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