入門・西郷隆盛: 国民文化入門選書 第二巻

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エディターレビュー
まえがき

 本書は「国民文化入門選書 第二巻」として、公益社団法人 国民文化研究会の刊行物の中から、西郷隆盛の思想への入門に好適な講義・文献計六編をまとめたものです。どの編から読んでいただいても結構ですが、西郷隆盛の言葉に初めて接する方に分かりやすいように配列しています。以下、各編の概要を述べます。なお、各著者の肩書き、年齢等は発表当時のものです。

一.「学問とはどういうものかー西郷隆盛の言葉から考へるー」 会員・武田有朋
 若手社会人の武田有朋氏が、「学問を知る三つの方法」として「知解、体解、信解」を説き、「『体解』『信解』を得た人は、見違えるように生活態度が変わる、即ち非常に慎み深くなる」という点を西郷の生き方を通じて語っています。 (初出 『日本への回帰 第五十二集』平成二十八年)

二.「西郷隆盛『南洲翁遺訓』」本会副理事長・今林賢郁
 現代日本の「国のどこか根本的なところで自壊作用がはじまってゐるのではないか」という問題意識から、戦後を支配してきた物の考え方、感じ方を再検討するために、「西郷隆盛といふ人の生き方、死に方、彼が生涯を賭けて守り通した価値」を振り返っています。(初出 『日本への回帰 第四十八集』平成二十四年)

三.「西郷隆盛の外交における『信』」本会副理事長・小柳陽太郎
 西郷隆盛が唱えたとされる「征韓論」は甚だしい誤解を受けています。あくまでも「正道を踏む」西郷の意見には「日本外交の基本を示す生き方が示されている」と指摘しています。(初出 『国民同胞』平成七年二月)

四.「先づ『我国の本体』を見据ゑよー南洲翁生誕百八十年に思ふー」本会会員・野間口俊行
 経済はグローバル化していますが、「企業経営は信用秩序・商習慣・労働観と深く関はる文化現象」であり、西郷隆盛の言葉をもとに「外国の制度を取り入れる前に、自国の本質をしっかりと見据ゑよ」と説いています。(初出『国民同胞』平成九年十二月)

五.「西郷隆盛ー私心なき政治を説いた『南洲翁遺訓』」
『語り継ごう 日本の思想』(本会参与・國武忠彦著、明成社)で西郷隆盛を紹介した一章です。西郷の紹介と『南洲翁遺訓』の中から重要な章句の原文と現代語訳を掲載しています。

六.「西郷隆盛」
 本会発行の『国文研叢書 第七巻 日本思想の系譜 文献資料集 下巻その一』の一章です。説明文では西郷没後の明治天皇の思し召しや勝海舟、内村鑑三の述懐を紹介し、その後に『南洲翁遺訓』、西郷の漢詩、和歌を引用しています。

 本書を通じて、読者の皆さんが西郷隆盛の言葉に触れ、ご自身の考え方、生き方の参考としていただければ幸いです。
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